結婚して初めての夏。「義実家にお中元って贈るべき?」と検索した経験、ありませんか。

これ、私も悩んだテーマです。入籍1年目の6月、百貨店のお中元コーナーを夫とウロウロしながら「で、何を贈るの?ていうか贈るの?」と2人で固まった記憶がある。正解がわからないまま、とりあえずゼリーの詰め合わせを選んで送ったけれど、あとから義母に「気を遣わなくていいのよ」と言われて、余計にわからなくなりました。

2026年6月現在、お中元を義実家に贈る・贈らないに明確な正解はありません。ただ、「なんとなく」で始めると毎年モヤモヤが積もる。この記事では、新婚夫婦が義実家へのお中元をどうするか、夫婦で話し合って「うちのルール」を決めるまでの3ステップを整理します。

そもそも義実家にお中元は必要?|贈る派・贈らない派のリアル

結論から言うと、義実家へのお中元は「必須ではない」。ギフタの調査によれば、義実家へお中元を贈っている夫婦と贈っていない夫婦はほぼ半々で、「結婚=お中元スタート」とは限らないのが実態です。

ただし、贈って印象が悪くなることはまずない。問題は「始めたらやめにくい」こと。一般的に義実家間のお中元・お歳暮は3〜5年が目安とされていますが、一度始めると相手側も返礼を用意するため、やめるタイミングの読み合いになりがちです。

正直に言うと、私は「最初のルール設定」をサボったせいで2年間モヤモヤしました。だからこそ、初めての夏に夫婦で方針を決めておくことをおすすめしたい。

ステップ1:夫に「うちの実家はどうしてた?」と聞く

お中元の文化は家庭ごとにまったく違います。毎年きっちり贈り合う家もあれば、「うちはそういうのやらない」と明言している家もある。まず夫に聞くべきは、義実家の「贈り物カルチャー」です。

聞き方のコツは、「贈るべきかな?」ではなく「あなたの実家って、親戚とお中元のやりとりしてた?」と事実ベースで聞くこと。義務の話にすると夫は構えるけれど、思い出話として聞くとスルッと答えてくれる。

うちの場合、夫に聞いたら「たぶんやってたけど、母親がやってたから中身は知らない」という答え。これ、実はかなり多いパターンです。男性は贈り物の実務を母親に任せていたケースが大半で、自分の家の慣習をそもそも把握していない。

こうなったら、次のステップへ。

ステップ2:義母に「さりげなく」確認する|聞き方テンプレート

夫経由で情報が取れないなら、義母本人にさりげなく聞くのが一番早い。ただし「お中元贈ったほうがいいですか?」とストレートに聞くと、十中八九「気を遣わなくていいのよ」と返ってきます。これ、本音か社交辞令かの判定が難しい。

おすすめの聞き方はこれです。

「お義母さん、夏の果物とかお好きですか? 実家の母がお中元の時期になると毎年送ってくれるんですけど、もしお好みがあれば今度お送りしたいなと思って」

ポイントは3つ。

  • 自分の実家の習慣を先に出すことで、「贈り物文化がある家で育ちました」と間接的に伝える
  • 「お中元」という言葉を使わず「お送りしたい」にすることで、フォーマル感を薄める
  • 好みを聞く形にすることで、相手にも選択肢を渡す

義母が「そんなの要らないわよ、本当に」と強めに返してきたら、それは贈らなくていいサイン。「あら嬉しい、じゃあ〇〇が好きかしら」と具体的に返ってきたら、贈る方向で進めましょう。

ステップ3:夫婦で「贈り物の年間ルール」を決める

お中元だけ単体で決めると、次はお歳暮、誕生日、母の日、父の日と際限なく「贈るべき?」が続きます。失敗談ですけど、私はお中元を贈った直後に「あ、来月義父の誕生日だ」と気づいて、またゼロから悩むはめになった。

だから、夫婦で「年間の贈り物カレンダー」をざっくり決めてしまうのがおすすめ。

我が家のルールはこんな感じに落ち着きました。

  • お中元・お歳暮 → 贈らない(義母から「要らない」と言われたので従った)
  • 母の日・父の日 → 双方の実家に3,000円前後のギフト(花やお菓子)
  • 誕生日 → メッセージのみ。還暦などの節目だけプレゼント
  • 帰省時の手土産 → 毎回1,500〜2,000円程度のお菓子

大事なのは、義実家と自分の実家で差をつけすぎないこと。片方だけ手厚いと、もう片方の親が寂しく感じるし、夫婦間でも不公平感が生まれます。

ちなみに予算感の目安は、中島大祥堂の解説にもあるとおり、お中元の一般的な相場は3,000円〜5,000円。新婚で無理をする必要はなくて、この範囲に収めれば十分です。

「贈らない」と決めた場合のフォローも忘れずに

お中元を贈らないと決めたなら、それで終わりでいい。ただ、夏のあいさつ自体をゼロにするのはもったいない。

一番ラクで効果的なのは、LINEで季節のあいさつを送ること。「暑くなってきましたね、体調崩されていませんか?」の一言で十分。物を贈るより、気にかけていることが伝わるほうが義実家との関係は安定します。

私の場合、義母とのLINEは「1日1回・夜だけ返信」と自分の中でルール化してからストレスが消えました。季節のあいさつも同じで、頻度と量を決めておけば、義務感なく続けられる。

贈る場合も贈らない場合も、大切なのは「なんとなく」で動かないこと。夫婦で方針を言語化して、毎年同じ基準で判断できるようにしておく。それだけで、贈り物シーズンのストレスはほとんどなくなります。

FAQ

義実家にお中元を贈る時期はいつまで?

関東は7月初旬〜7月15日、関西は7月中旬〜8月15日が一般的です。贈り先の地域のお盆に合わせるのが基本。迷ったら7月上旬に届くよう手配すれば、全国どこでも失礼にはなりません。

お中元を一度贈ったら毎年続けないといけない?

厳密なマナーとしては、お中元は「毎年贈るもの」とされています。ただし実態としては、3〜5年で段階的にやめるケースが多い。やめるときはお中元をやめてお歳暮だけにし、翌年からお歳暮も年末のあいさつ状に切り替えるのがスムーズです。

義実家へのお中元、のし(熨斗)は必要?

百貨店やオンラインショップで注文すれば、のし紙は無料でつけてもらえます。表書きは「お中元」、名入れは夫のフルネームまたは夫婦連名が一般的。親しい間柄でも、初年度はのしをつけておくほうが丁寧です。

お中元の相場は?高すぎると逆効果?

義実家へのお中元の相場は3,000円〜5,000円が目安。高すぎると相手に気を遣わせ、返礼の負担を増やしてしまいます。「もらって困らない金額」を意識するのがコツです。

自分の実家にはお中元を贈らないのに、義実家だけ贈るのはおかしい?

おかしくはありません。ただ、どちらかだけに贈ると夫婦間で不公平感が生まれやすい。双方の実家で同じルールにするか、贈らない場合は別の形(帰省時の手土産など)でバランスを取るのがおすすめです。

参考文献