結婚してしばらくすると、義実家から「孫はまだ?」と聞かれる場面が出てくる。悪気がないのはわかっている。でも、言われるたびにお腹のあたりがキュッとなるあの感覚、経験した人にしかわからないと思います。
これ、私も悩んだテーマです。新婚3年目、子どもはまだいません。義母は優しい人だし、関係も悪くない。でも会うたびに「楽しみにしてるからね」とにこにこ言われると、正直しんどい。2026年5月現在、SNSでは「孫ハラスメント」(まごハラ)という言葉が広がるほど、同じ悩みを抱えている人は多いんです。
この記事では、義実家からの孫催促プレッシャーをやわらげるための「夫婦連携」の3ステップを、私自身の経験を交えながら紹介します。
「孫はまだ?」はなぜ言われる側だけが苦しいのか
義両親にとっては、ただの世間話の延長線上だったりする。「仕事どう?」と同じ温度感で「赤ちゃんは?」が出てくるわけです。
でも言われる側にとっては、まったく違う重さを持つ言葉になる。子どもを持つかどうかは夫婦の最もプライベートな選択です。タイミング、経済事情、体の問題、キャリアとの兼ね合い——どれも外からは見えない事情が絡んでいます。講談社「with class」で取り上げられた「孫ハラスメント」の記事でも、悪意なく繰り返される催促が当事者を追い詰める構造が指摘されていました。
正直に言うと、私も最初は「気にしすぎかな」と思っていました。義母は本当に悪気がない。それがわかるからこそ、怒るに怒れない。モヤモヤを抱えたまま笑顔を返す——これがいちばん消耗するパターンだと気づいたのは、結婚2年目の年末でした。
「聞き流す」だけでは限界がある理由
「適当に流せばいいよ」というアドバイスを受けたことがある人も多いはず。たしかに1回2回なら流せます。
問題は、聞き流し続けると相手の期待値が下がらないこと。義両親は「嫌がっていない」と受け取るので、次回も同じ話題を持ち出す。むしろ頻度が上がることすらあります。CHANTO WEBの記事でも、孫催促は「放置すると長期化しやすい」パターンとして紹介されていました。
失敗談ですけど、私は入籍後しばらく「いつかはね〜」とにこやかにかわし続けました。結果どうなったか。義母の催促は「楽しみにしてるね」から「周りの友達はもうみんな孫がいるのよ」へグレードアップ。聞き流しは一時しのぎにはなっても、根本解決にはならなかったんです。
孫催促を穏やかにかわす「夫婦連携」の3ステップ
義母との距離感で何度もつまずいてきた私がたどり着いたのは、「夫と事前に方針を揃えておく」というシンプルな方法でした。訪問頻度を減らしたときも同じ形で乗り越えたので、再現性はあると思っています。
ステップ1:夫婦で「今の方針」を言語化する
まずは夫婦2人で、子どもについて今どう考えているかを共有します。「3年後くらいに考えたい」「まだ決めていない」「実はちょっと不安がある」——正解はなくて、2人の現在地を確認するだけでいい。
うちの場合、夫も「今すぐは考えていない」で一致していたのに、それを言葉にしたのは結婚2年目が初めてでした。言語化しておくと、義実家で不意打ちされてもブレなくなる。ここが土台です。
ステップ2:「伝える窓口」を夫に一本化する
ここがいちばん大事なポイント。義両親への返答は、できるだけ夫から伝えてもらいます。
理由はシンプルで、実の息子から言われたほうが義両親は受け入れやすいから。私が以前、義実家の訪問頻度を月1に減らしたときも「夫を窓口にする」方法で角が立たずに済みました。嫁から直接言うと「うちの子との赤ちゃんが嫌なの?」と変換されるリスクがある。でも息子が「今は2人の時間を大事にしたいんだ」と言えば、義両親も「そうなの」と自然に引いてくれることが多いんです。
ステップ3:定型フレーズを1つ決めておく
毎回その場で返答を考えるのは消耗する。だから「聞かれたらこう返す」を1つだけ用意しておきます。
おすすめはポジティブ変換型。「今は夫婦でやりたいこともあるので、もう少し2人の時間を楽しみますね」くらいの温度感がちょうどいい。否定も肯定もしないまま、話題が自然にずれていきます。
講談社「with class」では「それ、今は孫ハラスメントって言われるらしいですよ〜」と軽く冗談めかして伝える方法も紹介されていました。関係性によってはこれも有効ですが、初手で使うにはリスクがあるので、信頼関係ができてからが安全です。
それでも催促が止まらないときの「もう一手」
3ステップを試しても変わらない場合、最終手段は「具体的に困っている」と夫から伝えてもらうこと。「妻がプレッシャーに感じていて、会うのがつらいと言っている」——事実をそのまま、感情的にならずに。
これは義実家イベントで夫と「撤退ライン」を事前に決めたときにも感じたことですが、「困っている」という事実を共有するだけで、相手の行動は意外と変わる。義両親だって、催促の結果として息子夫婦の関係が壊れることは望んでいないはずです。
ただし、不妊治療中の場合や心身に影響が出ている場合は、夫婦だけで抱え込まないでください。自治体の女性相談窓口や、家族関係の相談サービスなど、第三者を頼る選択肢も持っておくことが大切です。
FAQ
義母に「孫はまだ?」と聞かれたら何て答えればいい?
「今は2人の生活を楽しんでいるので、もう少し先になりそうです」のようにポジティブ変換するのがおすすめです。否定も肯定もせず、やんわりと話題を切り替えられます。
夫が「お前が気にしすぎ」と取り合ってくれないときは?
「私の気持ちの問題じゃなくて、2人の方針として一回確認したい」と伝え方を変えてみてください。「感情の相談」ではなく「作戦会議」として持ちかけると、男性は応じやすい傾向があります。
「孫ハラスメント」って直接伝えても大丈夫?
関係性によります。日頃から冗談を言い合える仲なら「最近孫ハラって言葉があるらしいですよ〜」と軽く伝えるのは有効です。ただし関係が浅い段階では、まず夫を経由して間接的に伝えるほうが安全です。
不妊治療中に聞かれた場合はどうすればいい?
治療の詳細を伝える義務はありません。「体のことは夫婦で相談しながら進めています」と一線を引いて大丈夫です。つらい場合は自治体の女性相談窓口など第三者への相談も検討してください。
参考文献
- 「孫ハラスメント」する義両親を黙らせる、決定的な一言とは — 講談社 with class
- 嫁を悩ませる義両親からの孫ハラスメント……「2人目は?」「次は男の子で」にどう対応する? — CHANTO WEB
- 親からのプレッシャーが辛い…「子供はまだ?」を受け流す方法 — 家族挙式のウエディング知恵袋
- 「支えだったはずの夫が…」姑の孫はまだ?攻撃に、話を逸らすだけの夫 — 講談社 with class






